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お米を中心とする日本食のよさは、食生活を年齢とともに変えていくことができるという点にあります。
その秘密は、日本食としての主食であるお米にあります。
お米、すなわちご飯は、どんなおかずとも合う、つまり、どんな栄養バランスの食事とも自由に組み合わせができるのがご飯のよさです。
それに比べて、欧米人の食生活はもともと脂肪が多いのに、加えて、年をとっても、その割合が変化しないという特徴があります。
子供からお年寄りまで、ずっと、肉食が中心の高脂肪食を食べ続けています。
人間の基礎代謝は、40歳前後を境に急速に低下します。それに伴って、脂肪を分解して処理する能力も衰えてきます。
日本人の食生活は、若いころに脂肪の多いこってりとした肉料理を取っていても、中高年になり、あっさりとしたものを食べたくなると、脂肪の少ない食生活に変える傾向があります。
つまり、食生活全体に占めるエネルギーの比率が、加齢とともに、脂肪からだんだんと炭水化物に移っていき、摂取するエネルギーも少なくなる傾向が見られます。
ご飯とパンを比較すると、ご飯のほうが体に優しいことがわかります。
それは、ご飯は、粒の形で食べ、パンは、小麦粉を粉にして食べていることになります。
その違いは、ご飯のほうが、消化に時間がかかり、その分体に吸収されるのが緩やかになり、その分血糖値の上昇がゆっくりで、インシュリンの分泌も穏やかな状態です。
その点パンは逆の状況になります。
短時間で体に吸収されるということは、血糖値が急激に上昇して、インシュリンが過剰に分泌されることにより、血液中のブドウ糖を脂肪に作り変える作業が盛んになり、作り変えられた脂肪は、脂肪組織に溜め込まれます。結果としまして、パンのほうが、ご飯より太りやすいということにつながります。
そのほかご飯には多彩なおかずを組み合わせできます。そのことは、栄養のバランスの取れた食事をとることができるということです。
ただし、日本食にも欠点はあります。それは、カルシュウムが不足しがちであることと、塩分を取りすぎになりがちだということです。
ここで大事な点は、子供のときの食生活にあります。
欧米の子供達は、「高脂肪食を偏食する食生活」をします。
それに比べ、ご飯を主食にしている日本の子供たちは、高脂肪食から、脂肪を加えない、煮物、焼き物、刺身、酢の物など、低脂肪食まで、幅広い栄養バランスを取る食生活になじめています。
子供のときのこのような食生活の違いが、40歳前後からの脂肪分解能力の低下してきた際に、自然と、低脂肪食へと切り替えることができるのです。
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