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ヨーロッパでは、チーズを“白い肉”と呼んでいます。
チーズには、牛乳に含まれる栄養素が凝縮されています。
中でも、一番の特徴は、良質のたんぱく質がたくさん含まれていることです。
体の中では作ることができない、9種類の必須アミノ酸が、チーズが作られるときの発酵や、熟成の過程で、あらかじめ消化しやすい形に変えられて含まれています。
次に、カルシュウムが多量に含まれています。
カルシュウムの吸収に必要なリンとの摂取比率は1:1ですが、動物性食品の中で、これに近い値を占めるのは、チーズなどの乳製品だけです。
チーズの栄養分は、すべて牛乳の栄養成分に因ります。
牛乳の成分の内、たんぱく質の75%が、脂肪の約90%が移ったものです。カルシュウムは、牛乳の中では、たんぱく質と一緒に存在していますが、その70%がチーズに移ります。
チーズは、ボリューム的には的には牛乳の10分の一に減ってしまいますので、コンパクトな栄養食品です。
それと、牛乳に含まれていた乳糖が、チーズになれば、ほとんど取り除かれてしまいます。
従いまして、牛乳を飲んで、おなかがごろごろしていた人でも、チーズは問題ありません。
日本人は、カルシュウム不足の傾向があります。
体には、常に一定の濃度のカルシュウムが必要で、血液中のカルシュウムが不足すれば、骨にあるカルシュウムを溶かして使うため、やがては、骨粗しょう症になります。
骨粗しょう症は、女性の病気です。男性は、70歳を過ぎたころからようやく目立ち始めますが、女性は、50歳台半ばごろから急増しだします。
女性がカルシュウム不足で、骨粗しょう症になるのは、出産や、授乳、により、カルシュウムを大量に使ってしまい、それと、閉経による女性ホルモンの衰えが大きな原因です。
従来、日本人は、カルシュウムを、小魚や、海草などで取っていましたが、それらからの摂取量は牛乳・乳製品からの摂取量に比べれば、効率の悪いものでした。
牛乳、乳製品からの吸収率が100とした場合に、小魚は65、野菜類は35にしかなりません。
特にチーズの場合は、少ない量で、多くのカルシュウムをとることができます。
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