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大腸は、消化吸収された残りの腸内容物の最終処理場で、主に、水分を吸収して、最終的に排出物として大便にするところです。
それと同時に、多種多様の細菌の住かでもあります。
もともと、欧米人に多く、日本人に少なかった大腸がんが、とくに近年増えています。日本人にも大腸がんが増えてきた背景には、食事内容の欧米化が考えられます。
大腸がんは、成長が遅く、しかも治る見込みが高いという特徴があります。
大腸がんと欧米人の平均的な食事内容とは、どうやら密接な関係がありそうです。
欧米型の食事は脂肪と、動物性たんぱく質の摂取量が多く、食物繊維の摂取量が少ないという特徴があります。
日本在住の日本人、ハワイ在住の日系人、米国在住の日系人について、大腸がんになった人の数を比べると、米国在住の日系人が一番多く、次にハワイ在住の日系人が多いことがわかりました。
これは遺伝的な要因よりも、生活環境による要因が大きいことを示唆しています。
それとは別のデーターでは1950年と、2000年との大腸がんの死亡者数を比較すると、この50年間で、男子で1819/19868,10.9倍、女子で1909/16080,8.4倍になっている。
男女の差は余りありませんが、年齢別に見ると、40歳を過ぎるころから発生率が高くなり、60歳代がピークになり、70代、50代と続きます。
脂肪の多い食品を食べると、それを分解するために、胆汁がたくさん分泌されます。
胆汁に含まれている胆汁酸は、腸内細菌によって二次胆汁酸に変化しますが、これが発がんを促進すると考えられています。
これに対し食物繊維は、腸内では消化吸収されず、便として排出されます。
食物繊維を豊富にとると、腸内で便の停留時間が短くなり、したがって発がん物質が腸の粘膜に接触する時間も短くなるので、大腸がんになるリスクが少なくなります。
それらを裏付けるようなデーターとして、世界各国の調査結果から、脂肪の摂取量が多い国の国民ほど、大腸がんの死亡率が高いことがわかっています。
大腸がんの発生は、食物繊維を多くとると減少するのではないかということも言われています。
大腸がんのできる部位としても、いわゆる大便の貯蔵庫であるS状結腸と直腸に全体の70%〜80%を占めています。
この部分は、発がん物質も含まれているウンチが長くとどまっている部分でもあるのです。
大腸がんを予防するための食事内容とは、次の点に注意をしていれば効果的です。
A) なるべく食物繊維を多く含んだものをとる
食物繊維は、ウンチのかさを増やして、発がん物質の濃度を薄めたり、運地が、腸内をできるだけ早く通過するようにします。
それと、大腸で悪玉菌がはびこるのを抑える働きもあります。
野菜、穀類、豆類、海草を常に食卓に載せておくことが必要です。
B) ビタミンA,C,Eは、がんの予防に非常に有効です。
ビタミンA(カロチン)は、細胞膜を強化して細胞そのものが変質しにくくする働きがあるので、発がん物質に漬け込まれないような体質になります。
ビタミンCとEは、発がん物質をできにくくしたり、その働きを弱めたりしてくれます。
具体的には、緑黄野菜を多く取り、さらに魚介類や、海藻類を勤めてとるようにします。
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